Concept

建築コンセプト

大雪山の麓・旭川の風土に立ち、地域社会のインフラとしての建築を設計する。柴滝建築設計事務所の6つの設計指針です。

Design Principles

6つの設計指針

01 · Climate of Hokkaido

北海道の気候と、共に立つ

旭川の年間温度差は実測で60℃を超えます。積雪荷重、凍結深度、結露、夏冬の日射差。北海道の自然条件に正面から応える設計を、構造・断熱・設備の三位一体で組み立てます。

02 · Public & Community

地域社会のインフラとしての建築

庁舎・消防・学校・保育園・福祉・医療。地域の暮らしを長期間にわたって支える公共建築は、メンテナンス性・耐久性・運用コストまで設計の射程に含めます。利用者が世代を超えて使い続けられる施設を目指します。

03 · ZEB & SDGs

ZEB、そしてSDGs

ZEB PLANNER(ZEB2022P-00033)として、ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの設計に取り組んでいます。SDGsを設計プロセスに組み込み、北海道産材の活用、断熱性能の最適化、再生可能エネルギーの導入を一棟ずつ検討します。

04 · Wood & Local Material

北海道産木材と、地域素材

ウッドデザイン賞・木材利用優良施設コンテスト受賞案件で蓄積した、北海道産材活用のノウハウ。地域経済への波及効果と、CO2吸収・固定の観点から、木質構造・木質仕上げを積極的に採用します。

05 · Long-term Stewardship

長期メンテナンスの視点

竣工は設計者の到達点ではなく、出発点です。設計段階から、20年・30年後のメンテナンス計画・改修対応・用途変更の余地まで検討し、建物のライフサイクル全体に責任を持ちます。

06 · Dialogue with Client

対話と、合意形成

公共施設では、発注者・利用者・近隣・施工者まで多様なステークホルダーが関わります。意匠・構造・設備チームが横断する組織として、合意形成のプロセスに責任を持ちます。

設計図面検討

Process Philosophy

「決めすぎず、しかし軸を持つ」設計プロセス

私たちは、初期段階で答えを決め打ちしません。
敷地条件・発注者の要望・用途・予算・スケジュール・地域性。
各要素の重みを丁寧に確認しながら、複数案を並走で検討します。

一方で、設計の軸=「北海道の気候への応答」「地域社会への貢献」「長期運用への責任」は、すべての案件で揺らぎません。
軸が定まっているからこそ、表現の自由度が確保できると考えています。

Quality of Long-term Use

竣工後20年、30年を見据える

公共施設・福祉施設は、社会の中で長く使われる前提で設計します。
メンテナンス性、設備の更新サイクル、用途変更への対応、改修工事の余地。
設計段階から、ライフサイクル全体の視点を埋め込みます。

ウッドデザイン賞・北海道赤レンガ建築賞・GOOD DESIGN AWARD 2019 などの受賞は、
設計品質を「長期にわたって評価される建築」の物差しで測ってきた結果と考えています。

木材活用・長期運用設計