Concept
暮らしが、
家族の心を、
豊かにする。
家づくりは、建築主と建築家が二人三脚で走るようなもの。
ご依頼者の想いを受け止め、住まいというかたちに翻訳していく。
そのとき、わたしたちが大切にしている設計の視点をご紹介します。
Philosophy
想いを受け止め、
かたちに、
翻訳する。
住宅の設計は、建築主と建築家が二人三脚で走るようなものだと考えています。 一方が引っぱるのでも、任せきるのでもなく、同じ歩幅で、同じ景色を見ながら、一邸を一緒につくりあげていく。
ご家族の頭のなかにある住まいのイメージを、対話を重ねながら少しずつ図面へと翻訳していく。 そして、その家での暮らしが、毎日のなかでご家族の心を少しずつ豊かにしていくこと。それが、わたしたちの願いです。
かたちは一邸ごとに変わります。けれど、根のところで大切にしている設計の視点は、変わりません。 以下に、その視点をひとつずつご紹介します。
PRINCIPLE — 01
Tatazumai
佇まい
一邸の住まいは、その地域の景観の一部になります。周囲の街並みや緑となじみ、年月を経るほどに風景へ静かに溶けこんでいく。建物単体の見映えだけでなく、街に対してどう佇むかを、まず大切に考えます。
PRINCIPLE — 02
Approach
アプローチ
門から玄関までの、少しの距離。緑や石畳を歩くあいだに、外の慌ただしさから心を切り替え、わが家へと帰っていく。その「間(ま)」の時間を、設計のなかに大切に織り込みます。
PRINCIPLE — 03
Embrace
包容力
ただ広いことが、心地よさではありません。ほどよい天井高、こもり感のある居場所。家族を優しく包みこむような空間のかたちを、ひとつひとつ探っていきます。
PRINCIPLE — 04
Threshold
結界
段差や建具で、空間にひと呼吸の区切りをつくる。あいまいに連続させるのではなく、緩やかに場を分けることで、それぞれの居場所に落ち着きと役割が生まれます。
PRINCIPLE — 05
Encounter
出会い
床と壁、柱と梁、素材と素材。さまざまな要素が、ぶつかるのではなく優しく出会う納まりを。細部の接点のつくり方に、住まいの品の良さが宿ります。
PRINCIPLE — 06
Touch
手の感触
手摺、引手、ドアノブ。毎日、手で触れる部分にこそ、素材の温もりと納まりの心地よさを宿します。目に見える美しさだけでなく、身体が覚える心地よさを大切に。
PRINCIPLE — 07
Light
光
まぶしい直射ではなく、軒・格子・障子・庭の緑を通した、拡散したやわらかな光。一日のうつろい、季節の移ろいを室内に招き入れます。光の扱いが、住まいの表情を静かに決めます。
PRINCIPLE — 08
Rhythm
リズム
家事の動線を整え、そこに緑や風を添える。日々の暮らしが心地よいリズムで流れるように、生活のうごきから空間を組み立てていきます。
PRINCIPLE — 09
Maintenance
メンテナンス
深い軒や庇で建物を雨や陽射しから守り、設備は更新できるように。建てた瞬間ではなく、十年、二十年と住み継ぐことを見すえて、メンテナンスのことまで考えて設計します。
PRINCIPLE — 10
Japanese
日本らしさ
日本の住まいが育んできた知恵や所作を、いまの生活へ無理なく融合させる。懐かしさを再現するのではなく、現代の暮らしに息づく日本らしさを、住まいのなかに織り込みます。
Closing
視点は、変わらず。
かたちは、
毎回変わる。
これらの視点は、どの一邸でも変わりません。 けれど、敷地と、住まうご家族が変われば、現れる「かたち」はまったく違うものになります。 ぜひ、わたしたちが実際に手がけた住まいたちも、ご覧ください。