Concept
設計理念
「お客様にとって快適な空間となるよう、最善のご提案を。」
この一文を、私たちの設計の指針にしています。
鹿児島という土地で、ひとつずつ実践していること。
Our Belief
建築は、暮らしと働く時間を、
静かに支えるもの。
私たちは、目立つ建築や、写真映えする建築を、目指していません。
そこにいる時間が穏やかであること。
年月とともに、なじんでいくこと。
桜島の朝の光が、ある朝ふと美しく感じられたなら。
それは、設計の働きが過不足なく整っているということ。
そんな建築を、これからも一邸ずつ。
Six Principles
設計の指針 — 6つの根
敷地から、はじめる。
まっさらな図面ではなく、まっさらな敷地に立つことから設計をはじめます。風の通り道、桜島からの視線、隣家との距離、樹木、地盤。敷地そのものが、その建物に必要な答えのほとんどを持っています。
鹿児島の、風土に。
台風、火山灰、地震、湿気、強い日差し。鹿児島の建築には、向き合うべき条件が多くあります。それらを「制約」ではなく「ものさし」として、地域に根ざした設計をひとつずつ積み上げます。
用途を、限らない。
住宅も、公衆浴場も、保育園も、福祉施設も、工場も。用途を選ばず、ひとつずつ向き合ってきた経験が、私たちのいちばんの財産です。建築の規模や種類ではなく、そこに人がいるかどうか。
安全と快適を、両立する。
構造の安全、防火、断熱、気密、耐久性。性能評価や耐震診断の視点から、建築の「あたりまえ」を高い水準で。そのうえで、暮らしや働く時間が穏やかであるよう、空間の質を整えます。
対話を、重ねる。
「やりたいこと」の奥にある「ほんとうに大切なこと」を、対話で一緒に掘り下げます。要望書や仕様表だけではわからない、お施主さまの暮らしの輪郭を、ていねいになぞるところから。
建築士が、最後まで。
初回のご相談から、竣工後のアフターまで、建築士が責任を持って関わります。営業ではなく、設計者と話せる事務所。それが、紫原のアトリエの根にある考え方です。
A Chair on the Site
敷地に、一脚の椅子を。
設計に着手するとき、私たちは敷地に「一脚の椅子」を運んで座ります。
光の傾き、風の通り道、隣家の声、桜島からの視線、降灰の方向。
座ってはじめて見える、その土地の声があります。
図面に描く線の一本一本は、そのときの「気配」を翻訳した結果です。
紫原のアトリエに帰って、敷地で受け取ったものを、ゆっくり図面に落としていきます。