設計思想
私たちが大切にしている、四つの設計のものさし。
派手な意匠よりも、暮らしの「時間の質」をかたちにすることを優先します。

01 — Time
「時間」を設計する。
朝の光の入り方、家族が集う夕餉のテーブル、子どもが大きくなった先の家。
FIOは「いつ・どこで・どんな時間を過ごすか」を最も大切な設計条件と捉えます。新築から二十年経っても、家族の時間が穏やかに続いている。そんな建築を目指しています。
02 — Place
「土地」に馴染ませる。
敷地ごとに、空の見え方も、隣家との距離も、風の通り道も違います。京都の路地奥、洛西の丘陵、町家の連なる通り。
その土地が持つ風景に静かに馴染み、十年・二十年と経つほどに地に根を張る建築を、一邸ごとに描きます。


03 — Material
「素材」を、年月にあずける。
無垢の床、漆喰の壁、真鍮の取手。新しい時は控えめでも、年を重ねるほどに艶を増す素材を選びます。
「経年劣化」ではなく「経年美化」。住まうほどに愛着が深まっていく素材だけを、丁寧に選定します。
04 — Detail
「ディテール」に宿る、丁寧。
建具の納まり、巾木の見付、コンセントの位置。
図面では見えない一センチの寸法が、住まいの心地よさを決めます。FIOは現場に通い、職人と対話しながら、ディテールを最後まで詰める設計事務所でありたいと考えています。
